冬になるとあまくて温かいココアが飲みたくなりますよね。
でもあんな甘いもの毎日飲んでいると太るんじゃないかな?身体によくないかな?なんて気になってしまいますが、心配ありません!
実は、ココアは飲み物の中でも栄養価が抜群に高く、いろいろな健康効果が明らかになっています。
ココアの意外な効能と、どうせならココアの美味しい飲み方を知っておきましょう。
ココアの原材料・カカオ豆の成分と効能
ココアはチョコレートと同じ、カカオ豆から作られています。
このカカオ豆はカカオマスポリフェノールという成分を多く含んでいます。
日本人に多いがんや動脈硬化など生活習慣病の原因となる活性酸素の働きを抑える効果があります。
ポリフェノールと聞くと赤ワインを連想しますが、実はココアには赤ワインの2倍のポリフェノールが含まれているといわれています。
また、カカオ豆にはテオブロミンという成分が含まれていますが、血行をよくし緊張を和らげる効果があります。
ココアを飲むとホッとして気分が落ち着くことがありますが、気分の問題だけでなく医学的にもリラックス効果があったんですね。
血管を拡張させるので、女性の大敵・冷え性にも効果が期待できます。
さらに、カカオ豆はリグニンという食物繊維も多く含んでいます。
食物繊維は腸内に溜まった老廃物の排出を助け、善玉菌を増やし腸内環境を整える効果があります。そのため、便秘改善の効果も期待できます。
他にも、カルシウムや亜鉛などのビタミン・ミネラルも豊富に含んでいるので、健康効果だけでなく美容効果も大いに期待できそうです。
ココアの効果的な飲み方
では、ココアはいつ飲むと効果的なのでしょうか。
朝ご飯に毎日ココアを飲んでいるけど…という方も多いと思いますが、まさに!『朝ココア』が最も効果的といえるでしょう。
特に冬の寒い時期はなかなか体温が上がらず、身体を動かすのが億劫になってしまいます。
そこで朝にココアを摂取することで、血行がよくなり体温の上昇を助けます。起きてすぐは腸も眠っている状態です。朝に水分を摂取して腸を活性化させることで便秘予防にもなります。
また、お菓子のような甘さとチョコレートの風味があるので、おやつ代わりにもなりますね。
カロリーが気になるというかたもいると思いますが、ミルクや砂糖を加えてもココア一杯のカロリーは150kcal程です。スナック菓子やケーキを食べるより、断然低カロリーで栄養豊富です。
ここで注意しておきたいのが、どんなココアを選ぶかです。
ココアには砂糖など他の物が混ざっていない純ココアと、砂糖やミルクなどで甘く調整した調整ココアがあります。
ココア一杯を入れるのに使う純ココアのカロリーは約16kcalに対し、調整ココアの場合は約80kcalにもなります。
健康効果に差はありませんが、調整ココアの場合は余分なカロリーも摂取してしまうので一日に何度も飲むという人は太る原因になってしまいます。
体重を気にするかたは、甘みの調節もできる純ココアをなるべく取り入れるようにしましょう。
ココアのおいしい入れかた
ココアって、どうやって入れていますか?
あたためた牛乳やお湯でココアを溶くのが手早くて楽ですよね。
ですが、ほんのちょっとした手間で、ココアは数倍おいしくなるのです。
ココアを練ることで、コクと香りがいっそう引き立ちます。
いちいちお鍋に移すなんて面倒だ!という方は、マグカップで試してみてください。マグカップの中でいったんココアをペースト状にして、そのあとにホットミルクを足すだけでも全然違います。
いつものココアをもっとおいしく
毎日のココアを、簡単にもっともっと美味しくするレシピをいくつかご紹介します。
シナモンを振って
シナモンは血行をよくし、体をあたためる効果があります。
シナモンスティックを添えていただくのも、おしゃれですてきですね。
ご家庭ではココアを作る時にシナモンを振り入れるだけでも独特の香りが味わえるぽかぽかココアになります。
ホイップクリームを浮かべて、ウィンナココア
かためにクリームをホイップして、絞り出したり、少しゆるめに泡立ててふんわり浮かべたり。
さらに上にココアやシナモンシュガーを振るのもいいですね。
甘みをつけるかどうかはお好みで。
生姜ジャムやシロップ、すりおろした生姜を入れて
もちろんご存知のとおり、生姜は体をあたためるお役立ちスパイス。
簡単に加えるならチューブのすりおろし生姜でも十分ですが、生姜のくさみが苦手という人もいると思います。
そんな人はしょうがジャムやシロップをひとさじ加えてみてはどうでしょう。
ほぼ日の「手加減しないしょうがシロップ」は通販もしていますが、作り方もすべて公開されています。
ほかにも、マシュマロを浮かべたり、ラムレーズンを入れてもおいしいです。
毎朝おいしいココアを飲んで、一日を元気に過ごしたいですね!