パートナーの誕生日や、記念日が近い。
いつもとちょっとちがうプレゼントを贈りたいけれどいいアイディアないかな?
大事なお友達に赤ちゃんが生まれたから、何か特別なプレゼントをしたいけど、何にしよう?
そんなお悩みをお持ちのあなた。
月の土地のプレゼント、なんていかがですか?
月の土地って、売ってるの?
月の土地が買えるなんて、知ってましたか?
私もつい最近知ってびっくりしました。
なんだかあやしげに見えますが、じつはこれ、世界中でひそかな人気。
すでに600万人もの人が購入しているとのことです。
購入者の中には俳優のトム・ハンクスやトム・クルーズ、メグ・ライアン、
カーター元大統領やブッシュ前大統領といった有名人も多数。
日本ではSMAPの香取慎吾のほか福山雅治、プリンセス天功、
矢口真里、西村知美といった有名人が月の土地を所有しています。
案外、持ち主は多いんですね。
月の土地って買っていいもの?
そもそも、月の土地なんて、売買していいものなのでしょうか。
誰もが思うことですが、これがちゃんと合法なのです。
月の土地を販売しているのは、アメリカにある、ルナ・エンパシーという会社。
現在ルナ・エンバシーのCEOをつとめるデニス・ホープ氏はある時、
「月は誰のものなのだろうか」という疑問を持ち、関連する法律を徹底的に調べました。
すると、宇宙に関する法律は1967年に発効された「宇宙条約」というものが
あるのみだということがわかりました。
この「宇宙条約」は、月をはじめとする天体を「国家が所有する」ことを禁じています。
ですが、条文にはどこにも、「個人の所有」を禁止する文言はありませんでした。
そこでホープ氏はサンフランシスコの行政機関に対し、月の所有権の申し立てを行ったところ、
この申し立ては正式に受理され、月はホープ氏の所有するところとなりました。
念のため氏は月の権利宣言書を作成し、アメリカ合衆国のみならず、旧ソビエト連邦、
そして国連にも提出したのですが、これに対しての異議申し立てはありませんでした。
そこで、氏はアメリカネバダ州にルナ・エンバシー社を設立し、
地球外不動産の取り扱いをはじめたのです。
月の土地ってお高いんじゃない?
肝心のお値段ですが、珍しいものですしさぞ高いのでは……と思うかもしれません。
ルナ・エンバシー社が販売する月の土地は、1エーカー(約4047平方メートル)2700円。
案外、お安いですよね。
現在第3期分譲中で、分譲されている土地の場所は
ここだそうです。
月の土地を買うとどうなるの?
月の土地を購入すると、
・月の土地権利書/月の憲法/月の地図
・月の土地権利書(和訳・A4)/月の憲法(和訳・A4)
・土地所有権の宣言書コピー(英文)
・オリジナル封筒
【サイズ】
権利書:縦35.5cm×横28cm
オリジナル封筒:縦38cm×横30.5cm
が送られてきます。
ほかに、
オーナーカードつきセット、
ファイルセット、
アルミプレートセット
などが用意されています。
ファイルセットやアルミフレームセットにオーナーカードをつけたものもあります。
また、セットになっているものは連名での購入が可能です。
結婚記念日に二人の名前で購入するのもすてきですね。
遠方のお友達や家族へのプレゼントには、
MOON GIFT CARDも使えます。
これは、受け取った人がルナ・エンバシーのサイトにアクセスして権利書を受け取るというもの。
直接権利書をプレゼントできない相手には最適ですね。
実際のところ、月の土地を所有していたとしても、そこに何かを植えたり、
家や別荘を建てて住むといったことは、今はできません。
宇宙条約が個人が天体を所有することについて言及していないのは、
発効当時、現実的に宇宙空間へ出ていけるのが国家のみだったからです。
ですが、今は企業が宇宙進出を計画する時代になっています。
いずれは個人が宇宙へ気軽に出かけていけるようにもなるでしょう。
その時になればあらためて、宇宙の不動産について具体的な議論が
されることになるでしょう。
そういったリアルな話は置いておいて、「私、月のここに土地を1エーカー持ってるんだ」
と話せるのって、ちょっとロマンティックですてきだと思いませんか。
そこに、「大切な人がプレゼントしてくれたの」という言葉が添えられるならなおさら。
そんな楽しさのために、月の土地、誰かにプレゼントしてみるのはどうでしょうか。