どうも最近、行き違いが多い。伝えたと思ったことが伝わっていなかったり、誤解を受けたり……。
もしかしたら、それは水星逆行が関係しているかもしれません。
太陽に一番近い惑星、水星。この惑星は占星術では情報伝達、学習能力などを司ります。
この水星が逆行する期間には、何かとトラブルが発生することも。
水星逆行の意味や、その最中に起こりやすいことを知れば心強いですし、またもし何か起きてもスムーズに対処できますね。
水星逆行ってなに?
文字通り、惑星の水星が、逆行、つまり逆戻りしているように見えることを示します。
水星の役割
西洋占星術では、10個の天体を主に使用します。
太陽と月、そして水星・金星・火星・木星・土星・天王星・海王星・冥王星の8惑星です(冥王星については、2006年までは太陽系第9惑星、現在は準惑星扱いです)。
天体毎に固有の意味があり、例えば金星は愛情や贅沢さ、火星は攻撃力、積極性など。
水星が主に担うのは、知性や情報伝達、コミュニケーション、学習能力などです。
読むこと、書くこと、しゃべること、電話やメール、ビジネスや交通機関、短期の旅行、その他様々な計画など、日常的かつ技能的な役割が多いです。
占星術でいう「逆行」とは
逆行といっても、本当に天体が逆に進むわけではありません。あくまでも、地球からはそう見えるということであり、見かけ上、逆戻りしているように捉えられます。
また逆行するのは水星だけでなく、太陽と月以外、占星術で使用されるすべての天体です。
ただ水星が担うのは非常に実際的な役割ですから、日常生活で逆行の影響を感じやすいことは確かです。
水星逆行の時に何が起こる?
特に起こりやすいことを以下に挙げてみます。
- メールやパソコンなど、通信系のトラブル(メールが届かない、パソコンが不調だったり壊れたりするなど)
- コミュニケーションのずれ(勘違い、誤解、行き違いなどが増える)
- 交通機関のトラブル(ダイヤの乱れなどが起こりやすい)
- 計画のずれ(仕事など、予定通りに進まなくなる)
- 再調整(過去の決定事項、また考えていたことなどを、見直す必要が出てくる)
またトラブルだけでなく、良いこともあります。
- 過去の関係がよみがえる(昔の友達や知り合いと連絡が復活することも)
- 過去失敗したことにもう一度挑戦する
- 自分の内面に向き合うのに良い時期
水星逆行時の対処方は?
まず一番重要なのは「気づき」「意識すること」です。
水星が逆行しているから、トラブルも有り得るのだということを念頭に置いておきましょう。
この辺りは、ボイドタイムの過ごし方にも似ています
(ボイドタイムについてはこちらを参照してください)。
ともかく、焦らないこと。
ゆっくりと、丁寧に作業すること。
時間にも余裕を見て行動してください。
また、契約なども避けた方が安全ですが、逆行期間が長いですからどうしても無理、という場合には念には念を入れて文章を読むようにしましょう。
逆行で、なおかつボイドタイムという時には、さらにトラブルに拍車が掛かることもあります。
注意して、それでも何か起こってしまった時には「こういう時だからしかたがない」という諦めも肝心です。
トラブルについて必要以上に重く考えたりせずに、対処に心を砕いた方が、物事はスムーズに進みます。
2019年の水星逆行時期
水星は1年に3、4回、大体1回につき約3週間ほど逆行します。
2019年の水星逆行は次のようになっています。
2019年
1回目:3月6日~3月28日
2回目:7月8日~8月1日
3回目:11月1日~11月21日
2016年1月の水星逆行ではデビッド・ボウイの訃報が流れたものの事実なのか誤報なのかで大きな混乱が起きました。
また、SMAPの解散報道でも、情報が錯綜しましたね。
焦らずに正しい情報を待ち、見定めるようにしたいものです。