新月の日に、紙に願い事を書くと望みが叶う。
そんな話を聞いたことはありませんか。
これは「新月のお願い」「新月のデクラレーション」などと呼ばれています。
新月の持つパワーで願い事を叶える力を高めようというものです。
「新月のお願い」の手順
- 必ず新月になってから書き始める。
- 新月から48時間以内に書く。8時間以内が最も効果が高いです。
- 紙に、自分の願いを手書きで書き出す。
- お願いの数は2つ以上、10こまで。
- この時、主語は「私は」とし、「◯◯になりました」などのように、願いが叶った状態の文にする。
手順としてはこれだけです。
新月のお願いを実行する時の注意点
- 必ず紙に、手で自分の望みを書く
- 他人のことは書かない(◯◯さんがいじめをやめますように、等)
書く場合はその結果自分にどんな変化があるかを書くようにします。 - 準備等も新月になってからはじめる
- なるべくボイドタイムを避ける。
ボイドタイムに書いた場合はボイド終了後に見直して確認する
ボイドタイムについては、
でご紹介しています。
新月のお願いのメカニズム
そもそも、なぜ新月にお願いを書くとかなうのでしょうか。
新月のお願いとは、潜在意識に働いてもらう願望実現方法です。
潜在意識を利用して願望を具現化する方法は、引き寄せの法則としてよく知られていますね。
新月のお願いも、その一種です。
引き寄せの法則とは
人間の潜在意識は宇宙意識とつながっており、とても大きなパワーを持っています。
あなたの見ている現実は、じつはすべて潜在意識があなたの望みを現実化したものなのです。
潜在意識に「自分はこういう願いを持っている」と伝えると、それが現実になるというわけです。
ところが、多くの場合、自分が「こうだったらいいな」と思っている理想と目の前の現実は噛み合いません。
こんな現実がほしいとか思ってないよ?!と思いますよね。
じつはこれは、俗にエゴとも呼ばれる顕在意識の、自分でも気づいていない思い込みのせいなのです。
例えば、「恋人がほしい!」という願い。
恋人がほしいと切実に願っている人は、なぜそれを願うのでしょうか。
今現在、恋人がいないからですよね。
つまり、その人は「自分には恋人がいない」と強く思い込んでいる、
言葉を変えれば「恋人がいない状態を望んでいる」のです。
潜在意識はその「恋人がいない状態を望んでいる」ところを汲み取り、具現化しているというわけです。
これは、よろしくありませんよね。
そこで用いられるのが、新月のお願いの手順でもご紹介した、「私は◯◯です」という完了形。
これはアファメーションと言われ、自分自身の思い込みを解除し、本当に望む形を潜在意識に伝える文法です。
これは、「意識のフォーカスを当てる」という言い方もします。
「失敗したらどうしよう」と不安な気持ちでいっぱいになっていると、本当に失敗してしまう。
ネットゲームの限定ガチャでどうしてもこれが「ほしい!」「来い!」と念じていると来ない
こんな、日常のあるある、物欲センサーの働きなどと自嘲されていることも、すべて理論は同じ。
失敗した状態に意識のフォーカスがあたっているから失敗した状態が引き寄せられ、
ほしい=持っていないことにフォーカスがあたっているからガチャでお目当てが来ないのです。
逆に、こういったものは一度出てしまうとぽんぽん出るようになりますよね。
これは今度は「もう持っている」という意識になっているので、「来ない」が実現しないのです。
ですから、望む状態に意識を向けると状況は好転します。
「ほしくて(手に入っていなくて)焦がれている状態」ではなく、「手に入って喜んでいる状態」にフォーカスする。
それが、引き寄せを成功させるコツの一つです。
新月のタイミングでアファメーションをする理由
ここまで見てきたとおり、新月のお願いは、新月のタイミングでアファメーションを行うというものです。
ではなぜ、新月なのでしょうか。
新月というのは、地球から見て太陽と月が一直線に並んだ状態です。
占星術では月は潜在意識を司り、太陽は実現を司ります。
この2つの天体が重なることで宇宙のパワーが増大し、より潜在意識にアクセスしやすくなるのです。
新月から8時間が最も効果が高く、48時間以内に行うのがいいというのも、天体の動きに関係しています。
地球から見て天体が重なっているのを合(ごう)と呼びます。
天体は常に動いていますが、2つの天体の角度が5度以内であれば「合」で最も強力、
30度までの角度が同一ハウスと呼ばれ、合に準じるパワーがあるとされています。
この、太陽と月の角度が5度以内であるのが8時間、30度以内にとどまるのが48時間というわけです。
新月のお願いをより効果的にするテクニック
せっかく新月のパワーを使うなら、より効果的に使いたいもの。
ちょっとしたテクニックや言葉の使い方で、願望実現はいっそう確実なものになります。
星座に合ったお願いをする
太陽は1年をかけて黄道を一周しますので、新月のたびに、違う星座のハウスにあります。
占星術では、星座ごとに象徴するものや強く影響する体の部位などがあります。
その星座に合ったお願いをすると、星座のパワーが後押しをしてくれて、より大きな効果が期待できます。
「簡単に」「たやすく」「あっという間に」を文章に加える
お願いを書く時に、文章に「苦労することなく」という意味合いの言葉をからめます。
そうすることによって、願いのハードルが下がり、実現しやすさがアップ!
「苦労に苦労を重ね、幾度も挫折しそうになりつらい思いにのたうちまわった末実現する」のと、
「なぜかわからないけれどあっさりかなってしまった」では、当然、後者のほうが楽ですよね。
余計な苦労を引き寄せるのはやめておきましょう。
「なぜだかわからないけれど実現した」なども有効です。
重要なお願いは角度を変えて複数の文章でお願いする
新月のお願いの重要なポイントの一つは、「紙に、手で書くこと」です。
願い事は自分でわかっているのですから、別に書いたりしないで頭の中で思い浮かべるだけでもよさそうですよね。
頭の中でイメージするだけでなく言葉にして書き出すのは、イメージを固定化するためです。
願いはより具体的で明瞭なほうが、潜在意識が迷わずにすむのです。
この方法を応用したリストアップ法というメソッドもあるほどで、書き出す、明文化するというのはとても大事なのです。
ですから、叶えたい願いほど明確になるよう、違う角度から見た別のお願いも書いておきましょう。
また、そうすることによって、単純に、10このお願いに使われるパワーのうち1つではなく2つや3つをそのお願いに注ぐことにもなります。
そのぶん、実現のパワーも高まります。
「願いが叶って幸せだ」という項目を作る
たとえば、「大金がほしい」というお願いをしたとします。
ほどなくして、大好きで大切な親戚や家族が急に亡くなって、保険金が手に入った。
これも、「大金が手に入った」という意味では願望が現実化しています。
でも、大切な人を失ってお金を得たのでは嬉しくはないですよね。
潜在意識は与えられた願いを忠実に実現してくれますので、注意が必要です。
思いもよらなかった、望まない形での願望実現を避けるために、
項目を1つ使って「私は新月のお願いで願いが叶って幸せです」というような項目を入れておきましょう。
そうすることで、潜在意識はあなたが幸せになる形で願いを現実化してくれます。
今後の新月は
当然、気になるのは今後の新月の日時ですよね。
2017年12月~2018年の新月は、以下のようになっています。
日 | 時間 | 星座 |
12月18日 | 15:30 | 射手座 |
1月17日 | 11:18 | 山羊座 |
2月16日 | 06:06 | 水瓶座 |
3月17日 | 22:12 | 魚座 |
4月16日 | 10:58 | 牡羊座 |
5月15日 | 20:49 | 牡牛座 |
6月14日 | 04:44 | 双子座 |
7月13日 | 11:49 | 蟹座 |
8月11日 | 18:58 | 獅子座 |
9月10日 | 03:02 | 乙女座 |
10月9日 | 12:47 | 天秤座 |
11月8日 | 01:03 | さそり座 |
11月29日 | 21:19 | 射手座 |
12月7日 | 16:21 | 山羊座 |
最近の手帳にはマンスリーやデイリーのページに新月・満月が記載されているものも多いです。
黒い丸●が新月、白い丸◯が満月です。
手帳を見て、おっ新月だな?と思ったら時間の確認も忘れずに。
新月になる前は、見た目上完全に月が見えなくなっていても、「月が欠け続けている」状態です。
必ず新月のタイミングを過ぎて、「月が満ちていく」状態になってから紙の準備をしたりお願いを考えたりしましょう。
お願いは覚えている時思い出した時に、気楽に
新月のお願いを紹介すると、「そんなの覚えてられないよ。毎月なんかできないし」と言われることがあります。
ですが、毎月必ずお願いを書く必要はありません。
というか、私もよく忘れてます(笑)。
今月はぴんとこないな、と思ったらパスすればいいですし、忘れていたならそれでも問題ありません。
書かなくてはいけないものではありません。
お願いを書かなかったから悪いことが起こるというようなこともないのですから。
新月のことを思い出さなかった時は、お願いをする必要がなかった月なのです。
逆に言えば、タイミングよく思い出した時はお願いすべきタイミングです。
ぜひ、月の力を活用して願いを現実化していきましょう。