おせちを自作しよう――意外と簡単なおせち料理

おせち料理
冬に入り、お正月が近づいてきました。
お正月の準備と言えば、おせちで悩まれる方も多いのではないでしょうか。

今はお手頃な価格のものから高級店のものまで、さまざまなおせちを購入することが出来ます。
おせちは手間がかかるイメージがあるので、買って済ませてしまうご家庭も多いかと思います。

しかし、簡単に手作り出来て美味しいメニューがあれば、ぜひ作ってみたいですよね。
手間をかけずに自作出来るおせちのメニューをご紹介いたします。

栗きんとん

おせちで外せない栗きんとんは、じつは簡単に作ることが出来ます。

さつまいもを輪切りにしたら皮を剥き、お酢を数滴たらした水にさらしてあく抜きをします。
一時間ほどしたら水とさつまいもを鍋で柔らかくなるまで茹でます。
柔らかくなったら裏ごしをし、砂糖・塩・水を加えてよく練ります。この際、みりんも少々入れて味付けしましょう。

練り続けることにより水分がとびます。固くなったら栗の甘露煮の汁だけを加えて、最後に栗を盛り付けて完成です。

黒豆

黒豆は手間がかかるイメージがありますが、工夫次第でどなたでも作ることが出来ます。

圧力鍋で作るイメージがありますが、圧力鍋じたいが最近使われるようになった調理道具です。
使わなくても十分においしい黒豆は作れます。

まず、沸騰したお湯に黒豆を入れ、蓋を閉めて一時間以上そのままにしておきます。火は止めておきましょう。
一晩近く放置しておいても大丈夫です。保温性のある鍋でしたらどのようなものでも蒸すことが出来ます。

しばらく置いたら鍋に火をかけ、15~20分ほど煮詰めます。
砂糖、塩少々を加えて更に10分ほど煮ます。砂糖はお好みの味になるよう調整してください。

煮詰めるほどにツヤツヤに出来上がりますので、煮込み時間も調整してみましょう。

時間はかかりますが、このレシピなら手間はほとんどなく、誰でも作ることが出来ます。

田作り

黒豆・きんとんと並んでおせちの定番である田作り。
これも、簡単に作れるおせちのひとつです。

ごまめを丁寧にから炒りし、しょうゆ・はちみつ・みりん・酒を煮立ててからめ、煮詰めます。
いい照りが出て水分がなくなってきたらクッキングペーパーなどに広げて冷まします。

出来合いのおせちも上手に利用

おせちを自作するといっても、すべてのメニューを手作りするのはやはり大変です。
すべてを手作りすることには固執せず、手間のかかるもの、材料を揃えるのが大変なものは出来合いのものを利用してしまいましょう。

昆布巻き・伊達巻・紅白なますなどは出来合いのもののほうが手間がかからずに済むかもしれません。

作れるものは作り、作りづらいものは出来合いのものを購入して、無理のない、でも愛情の感じられるお正月の支度をしたいものですね。

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