夏の代表的な味覚といえばトウモロコシ。
お祭りの屋台で買ってかぶりつく焼きトウモロコシの香ばしさは夏の風物詩ですね。
輝くような金色の実が茹で上がってくると思わず顔もほころびます。
じつはトウモロコシには夏バテを乗り越えるためのさまざまな栄養素や
ビタミンが詰まっています。
その上、じつはダイエットにもいいって知ってましたか?
トウモロコシは栄養満点!
私たちがふだん購入して食べる、生や真空パック、缶詰などのトウモロコシは、
スイートコーンと分類される品種です。
甘みが強く、柔らかくて、鮮度によっては生食も可能です。
おいしいだけではなく、栄養満点。
トウモロコシの主成分はでんぷんで、タンパク質、脂質、糖質の
三大栄養素がバランスよく含まれています。
胚芽部分にはコレステロールを下げるリノール酸、
エネルギー代謝を助けて疲労回復に役立つビタミンB1、B2、
抗酸化作用が高く、生活習慣病や老化の防止に役立つビタミンE、
ナトリウムや体内の老廃物の排出を促してむくみの解消や
血圧の上昇をおさえるカリウム、骨や歯の形成に役立つリン、
活性酸素の除去に役立ち、発がん防止の効果もあると言われる
ゼアキサンチン など。
夏バテは暑くて食欲の落ちるところが第一歩ですが、
今ひとつ食欲のない時でも、口当たりのいい甘い
トウモロコシなら食べられます。
ビタミンで体を活性化させ、余分な水分を排出してすっきり
すれば夏バテも吹き飛んでしまいますね。
トウモロコシはダイエットにもいい?
甘くておいしいトウモロコシ。
これだけ甘みがあるのだから、カロリーもさぞや・・・と
思いがちですよね。
トウモロコシのカロリーは可食部100グラムあたりおよそ100Kcal。
1本あたりおよそ200Kcalです。
同じ100gのほかの穀物のカロリーはというと、
ごはん:168Kcal
食パン:264Kcal
お餅:235Kcal
となっており、とうもろこしのほうが圧倒的に低くなっています。
また、表皮には良質の不溶性食物繊維が豊富に含まれ、老廃物の
排出や便秘の解消にも効果があります。
毎日1本、トウモロコシを食べるようにすれば便秘知らずに
なれるとも言われているそうです。
甘みの強い野菜ですし、食物繊維も豊富で満腹感が得られやすいので、
ダイエット中の主食の置き換え、おやつなどに上手に取り入れると
いいのではないでしょうか。
手軽でおいしいトウモロコシのゆで方!
トウモロコシはゆでるか蒸すかするのが一般的な食べ方ですね。
トウモロコシは収穫後も呼吸をしており、その呼吸で甘みの
成分を消費してどんどん甘くなくなってしまいますので、
買ってきたらなるべく早く熱をとおしましょう。
ですが旬の時期は夏。
長い時間コンロの前にいるのは大変です。
私がいつもしている、短時間で簡単に、そしてエコに
とうもろこしをゆでる方法をご紹介します。
用意するもの:
- なべ(フライパンなど。浅くてもOK)
- ふた
- 水300mlぐらい
- 塩小さじ1/2
ゆでかた:
- とうもろこしをなべに並ぶだけ並べる
- 水を300mlぐらいかける
- 塩をかるく振りかける
- ふたをして強火に3分かける。
- トウモロコシを上下ひっくり返し、さらに1分加熱する
これで終わりです。
ざるなどにとって、箱買いした場合は次のトウモロコシを
並べましょう。
我が家では箱をあけるところから、9本入っていたトウモロコシを
皮を剥いて全部ゆで終わるまで40分で終わりました。
このゆで方は、
[blogcard url="http://cookpad.com/recipe/1489530"]
こちらで知りました。
保存する場合は、数日なら冷蔵庫、それ以上は冷凍庫へ。
完全に冷える前にラップで包むと粒がしわしわになりません。
冷凍するとやや味が落ちてしまうので、ゆでトウモロコシと
して食べるよりは、軸から外してしまい、冷凍コーンとして
炒めものやスープなどに入れるのがおすすめです。
皮の柔らかい品種はゆでてすぐだと実がつぶれてしまって
軸から外しにくいので、一度冷蔵庫に入れるなどしてから
外すとつぶれないできれいに外せます。
夏の味覚トウモロコシ。
今は産直の通販も増えて、朝採れのものを翌日届けてもらう
こともできるようになりました。
生のトウモロコシとゆでたものを食べ比べたり、人気の品種を
食べ比べてみるのもいいかもしれません。