占星術を知らない人の間でも、「ボイドタイム」に気をつけて生活する人が増えています。
魔の時間などとも言われますが、過ごし方のコツさえ知っていれば決して恐れるものではありません。
ボイドタイムを上手に過ごすためのヒントを、ご紹介したいと思います。
ボイドタイムって?
「void」とは空白を意味し、ボイドタイムは無の時間、空白の時間などとも呼ばれます。
では何が空白なのでしょうか?
ボイドタイムの定義
ボイドタイムというのは一般的に、月が他の天体と、『メジャーアスペクト』(占星術用語で、重要な角度のこと。0度・60度・90度・120度・180度)を取らない時間帯のことを指します。
正確に言うと、一度メジャーアスペクトを取ってから、次のサイン(星座)に移るまで、メジャーアスペクトを取ることのない時間帯のことです。
次の星座に入ると、そこでリセットされます。
月は動きの速い天体です。大体2、3日ごとに、次の星座に移っていきます。
ですからボイドタイムはひんぱんに起こります。
ボイドタイムに注意する理由って?
月が天体と角度を取るということは、すなわち他の天体と結びつき、コミュニケーションや関係性が発生するということです。
しかしボイドタイムにはそれが無くなりますから、月は誰ともコミュニケーションを取ることもありません。つまり、連絡が取れない状態になるわけです。
ですからボイドタイムには、通信や連絡でのトラブルも起こり得ますし、一度やったことをやり直す、などという状況にも陥りがちです。
ボイドタイムにやらない方がいいこと
日本の場合だと、占星術は趣味や学問として認識されていますが、海外では政治や経済、ビジネスの場で活かされています。
その際、よく言われるのが、ボイドタイムにはともかく「重要な決め事をしない」「新しい物事を始めない」こと。
契約、重要な会議や取引が、無効になることも有り得ます。
また、一度決まったことが二転三転したりすることもありますね。
さらにコミュニケーションが取りづらくなるため、連絡ミスなども増えます。
大事な用件は注意して取り扱う方がよいでしょう。
ボイドタイムにやると効果があること
ボイドタイムはコミュニケーションのない状態だと言いましたが、逆にそれを利用してしまう手はあります。
たとえば瞑想などで自分の内面に向かい合ったり、それまでやってきたことを再度見直してみたり……。
身体のお手入れなど、自分自身のメンテナンスにあてるのもいいですね。
誰ともコミュニケーションする必要のないことをやってみるのです。
また逆に、月がひとりで暴走すると見なされるので、いろいろなハプニングも起こり得ます。
それを利用してしまうのも手でしょう。つまり、ボイドタイムのハプニングに背中を押してもらって、えいっ! っと何かを進めてしまうのです。
その際は、ボイドタイムに敢えてやるのだ、という気持ちと、ボイドタイム中にやったことだと覚えておくことをどうぞお忘れなく。
もしその後で何か起きたとしても、ボイドの力を借りたのだと思えば、冷静に対処することができるでしょう。
ボイドタイムをうまく過ごすポイント
ボイドタイムだからこれは出来ない、これは止めた方がいい……そう考えて止められるようなことは、止めてもいいでしょう。
ですがどうやってもずらせない会議や打ち合わせもあるでしょうから、そういう時は「今はボイドタイムだ」と自覚して行動するのが一番よいようです。
最近広まっている「新月の願い事」なども、ボイドタイムは避けた方がいいと言われます。
ですが、自分で書いた願い事はボイドタイムでも大丈夫! という確信があるなら、問題ないでしょう。
どれだけ自分自身にしっくりするお願いが書けるか、そしてそれが信じられるかが、新月の願い事を実現させる最大のポイント。
ボイドタイムだからやっぱり嫌だ、と思うならば、止めた方がいいのはもちろんです。
すべては、自分の気持ちなのです。
今後のボイドタイム
ボイドタイムカレンダー:http://xn--ecka4ftb2f2a.com/
こちらのサイトに、今後のボイドタイム一覧があります。
あなたの生活に役立ちますように。